2016年 5月
一泊2日で南アルプス林道が全通する前の静かな仙丈・甲斐駒へ。
行程
DAY1
歌宿→長衛小屋→仙丈ヶ岳→長衛小屋
DAY2
長衛小屋→仙水峠→摩利支天→甲斐駒ヶ岳→長衛小屋→歌宿
長衛小屋
南アルプス林道は全通していないのでバスは歌宿まで。テン場のある長衛小屋まで1時間の林道歩き。スノーシーズンによく一緒に行動する相棒はこれがテン泊デビュー。
長衛小屋のテン場はそばを川が流れる快適なサイト。フラットで設営しやすくもちろん水も豊富。バス停から徒歩10分でテントを張れるのでハイシーズンは賑わいそう。
仙丈ヶ岳
初めてテントを張る相棒とワイワイやりつつの設営を終えたら、軽くなった装備で仙丈へ。途中一部雪渓あり。天気は生憎の曇り空だけど、ハイマツ帯を抜けると飛び込んでくる美しい残雪の小仙丈カール。
向いには明日踏む予定の甲斐駒。白い花崗岩の山頂がよく目立つ。夏毛に着替えつつある雷鳥がウロウロしてた。
ピーク辺りで相棒が寝不足のためか気持ち悪いと言い出す。まー降りるしかないので頑張れ。なんとかテン場に帰り着いて相棒ダウン。
2日目
相棒は「寝れば治る」とのことなので寝かせておいて、夜明けの甲斐駒を摩利支天から撮るために仙水峠からナイトハイク。夜明けに間に合わなそうな気がしてきて、カメラ2台と三脚背負ってるのに駒津峰からほぼトレランみたくなる。
摩利支天
甲斐駒の衛星峰、摩利支天は仏具や剣が立ち並んでいて山岳信仰の色が濃い。巻きに巻いたおかげで夜明けには間に合ったけど、白い花崗岩は思ったより焼けなかった。
甲斐駒ヶ岳
どピーカンの甲斐駒からの眺望は360度、名だたる山々が見渡せて素晴らしい。これだから山はやめられない。
昨日歩いた仙丈ヶ岳と北岳、間ノ岳はまだ雪が残っていて美しいコントラスト。仙塩尾根を歩きたくなる眺め。
下山
下りは駒津峰、双児山経由で北沢峠へ。テン場に戻ると相棒は復活してムシャムシャ飯食ってた。テント畳んで歌宿へ戻る。バスを逃すと次発までの待ち時間がえらくかかるので、急ぎ足。
ベースにテントを張って、余裕を持って魅力的な2峰を踏める、山をゆっくり楽しめるルート。