ハードシェルは冬期の使用に耐えられるもの、っていう定義をしてる。
一番外側で風雪に耐えるための物なので、ゲレンデウェアのような中綿は入っておらず保温性はなし。
夏用のレインシェルを兼用できなくもないけど、吹雪への耐風性はもちろん、なんでも凍りつく環境での耐性を考えると、レインシェルでは心許ない。
ハードシェルというその名の通り、丈夫な布地でシャカシャカゴワゴワしたのが定番だったけど、最近はニットバッカーみたいな内張りが柔らかい布地も出てきて、従来のシャカシャカ感が苦手っていう人にはよい選択肢が増えた。
ゴワゴワ感も布地の厚さ(デニール)を薄くすれば軽減できるけど、バックカントリーという世界で考えると、滑りながら藪を突破するシーンも少なからずあるので、柔らかくて薄い布地だと枝を引っ掛けた時の抜けやすさや、引き裂き耐性に不安が残る。
シャカシャカゴワゴワにもあれはあれで意味があるんじゃないかと。
マテリアルはGORE-TEX Pro の3レイヤーを使ってきたけど、1Dayの山行がメインなら3レイヤーにこだわる必要はないかな、というのがこれまでの山行での実感。
ハードシェルはなかなかお高いので、自分の山行スタイルと照らし合わせて、アルパインとかじゃなければ、必ずしも極限スペックである必要はないと思う。
ウェアはずっとモノトーンで通してたけど、カメラマンとして行動する時にライダーから視認できないことに気がついて視認性がいいものに変更した。