FUJIFILMから新しくリリースされた23mm単焦点「XF23 F1.4 R LM WR」を購入したので、そのレビュー。
元々は旧モデルの「XF23 F1.4 R」を買おうと思っていたけど、フォトヨドバシのレビューと最短撮影距離を見たら完全にこちらに移り気。
値段が手頃な「XF23 F2 R WR」も持っていたことがあるけど、ボケ味が好みでないので手放した。
どちらも価格は安いけど、「XF23 F1.4 R LM WR」との数万円の価格差が直近の生活にモロに影響するとかでなければ、新しい23mmを買った方が絶対楽しいと思います。やはりF1.4の世界と、寄れることで広がる世界は大きいです。
外観
組み合わせるカメラはX-T4。外観は思っていたよりコンパクト。普段は山でXF16−55を常用していることが多いので尚更そう感じるのかも。
金属鏡胴なのでカッチリとした塊感が心地よいです。
FUJIFILMのレンズは、レンズ側に絞り値の設定リングがついてるのが特徴的。絞りオート時はロックがかかる仕様。
旧モデルでは不評だった模様のレンズフードも、そんなに大袈裟感はないのでこのまま使えそう。
機能面
AF
X-T4との組み合わせなので、ストレスなくスッと合焦する。リニアモーター搭載なので動作も滑らかで音もしない。
開放ではAFできっちり合うことは期待できないので、MFも多用するけどフォーカスリングのヘリコイドも程よい抵抗感で使いやすい。
最短撮影距離
購入の決め手の一つになった最短撮影距離。旧モデルは28cmだけど、新モデルは19cmまで寄れる。これは大きい。ハーフマクロ的な使い方もできるので楽しい。
防塵防滴
カメラ本体側も防塵防滴対応してないと意味ないけど、山で突然雨に降られたり雨の中撮りたいものもあるので、防塵防滴はあった方が安心できる。金属鏡筒なので強度もしっかりしている。
写り
メーカーの謳い文句通り、素直に見たままの光を取り込んでくれる印象です。オールドレンズほどではないけどフレアもそこそこ出るので逆光耐性はそんなに強くないと感じました。開放で撮っても甘くならずしっかり解像してくれてると思います。
旧モデルとの比較や技術的、理論的な話はフォトヨドバシを見ていただくのが分かりやすいと思います。
ボケや解像感に関しては、人によって受ける印象が変わってくるので、作例に勝るレンズレビューはないということで開放と絞った作例を何点か。
開放での解像とボケ感。
F1.4 1/6400
F1.4 1/3200
F1.4 1/10000
絞っての解像感。
F5.6 1/1600
F5.6 1/400
やはりF1.4の世界は楽しいし、換算35mmの画角はとても使いやすいのでしばらくは付けっぱなしになりそう。