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FUJIFILM「X-H2S」でも「X-T5」でもなく、「X-H2」を購入した理由とレビュー

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「X-T4」をメインに使っていたけどメイン機として「X-H2」を購入したので、「X-H2S」でもなく「X-T5」でもなく、「X-H2」にした理由とかなりかたよったレビューを書いてみます。

X-H2にした理由

 

富士フィルムの第5世代の機種はどれも性能が似通っててどれにするか悩まされますが、ざっくりと分類すると以下のようになると思います。

  • 動き物しか撮らないなら「X-H2S」一択。
  • 動き物含めて色んな被写体を撮るか、8Kが必須なら「X-H2」
  • ポートレートや風景がメインで、バリアングルとモードダイヤル不要なら「X-T5」

 

X-H2S

鳥とかスポーツ、乗り物などの動き物をメインで撮るなら、AF性能と連写性能に優れた「X-H2S」一択だと思います。

 

X-H2

筆者は動き物も含めて色んな被写体を撮るので「X-H2」にしました。比較サイトではあまり触れられてないんですが、「X-H2」「X-H2S」は伝統の軍艦ダイヤルをやめてモードダイヤルを採用してます。この方式だと撮影設定を各モードに記憶しておけるので、動き物から静物へのモード変更がダイヤルひとつで素早くできるのでとても便利なのです。

動き物専門ではないので40コマ連写はいらないし、AF性能は「X-H2S」の方がいいけど「X-H2」「X-T4」に比べるととても良くなっているので悪いわけではないです。また、「X-H2」「X-T5」で使える4000万画素を試してみたかったのも大きな理由。

 

X-T5

静物とスチルメインなら「X-T5」になると思います。液晶がチルト式、モードダイヤルがない、ファイダーの解像度が他2機種と比べて低い、などが気にならないなら「X-T5」でいいかと。筆者も「X-T5」に傾いてましたが、品薄で手に入りづらかったことも選ばなかった一因です。

 

レビュー

操作系

 

まずXシリーズの中ではかなり大きめのグリップ。大きなレンズをつけた時の安定感は素晴らしいです。ただかなり大きなグリップなので、手が小さい人はハンドストラップなどと併用した方がいいかもしれません。

 

フォーカスレバーの形状が変わり、位置も上の方に移動しましたが、個人的には操作感も位置も前の方が使いやすかった気がしてます。

 

前後コマンドダイヤルのボタン機能がなくなったり、ドライブボタンの割り当て変更ができなかったりと、デフォルトの操作系は結構使いづらいので、自分好みにカスタムした方が使いやすくなります。

 

「X-H2」にした理由のひとつであるモードダイヤルの恩恵はありがたいです。シャッターチャンスが一瞬で、すぐにモードを切り替えたい動物や鳥に合わせた設定を近めのダイヤルにしておいて、スピードは要求されないポートレートや風景を遠目のダイヤルに設定して、必要に応じてすぐに各モードを呼び出せるのでとても便利です。

 

AF

「X-H2S」を使っていないので比較ができませんが、「X-H2&XF150-600」との組み合わせで鳥を追ってみたところ、新しく追加されたAI追従機能の効果もあってか、「X-T4」より断然速いし、よく食いつく印象です。

 

メモリカード「CFexpress Type B」の話

「X-H2」「X-H2S」のメモリーカードは、デュアルスロットの片方に「CFexpress Type B」を採用してます。これがまた、まだ価格がこなれていないので結構なお値段します。

この「CF TypeB」、読み込み書き込み共にSDカードより高速なんですがちょっと注意が必要です。読み込み速度に大きな差はないんですが、グレードによって書き込み速度に大きな差があるんです。

「CF TypeB」に普通表記してあるのは読込速度(R:1700 MB/sなど)で、性能が高くないグレードは書き込み速度(W:〜)を表記してない物が多いです。

筆者はそこまで連写性能を求めていないので標準グレードを選びましたが、高速連写性能を引き出すにはメモリカードの最低持続速度が肝なので、メーカー公表の連写性能をフルに使いたい方は、ある程度グレードの高いカードを選んだ方がよさそうです。
筆者が信頼して使っている「ProGrade」製のものだと「コバルト」シリーズを選ぶことになると思います。

 

作例

4000万画素の解像度と高解像度対応のレンズの組み合わせ、フィルムシミュレーション「ノスタルジックネガ」の色味がとても素晴らしいです。

撮って出しでの作例をいくつか。全て4000万画素モードです。

XF23mm F1.4

 

XF23mm F1.4

 

XF50−140mm F2.8

 

XF50−140mm F2.8

 

XF50−140mm F2.8

 

XF150−600mm F5.6-8.0(手持ち、デジタルテレコンx1.4)

 

XF150−600mm F5.6-8.0(手持ち、デジタルテレコンx1.4)

 

まとめ

「X-H2」はメイン機として必要十分な機能と性能でした。筆者のように動き物も静物も撮る、という人にはとても使いやすいカメラだと思います。

FUJIFILMの第5世代カメラ、どれにするか迷ってる人の参考になれば幸いです!

 

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