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【グラベルロード】立ちゴケでディレイラーハンガーが曲がった話と対策の話

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久々にビンディングペダルに変えたら立ちゴケしました。ハンドルを左に切った状態で右足のクリートを外そうとしたら先に姿勢が崩れて右側にバタンと。

脚をつけずに倒れるので右側に倒れると当然、リアディレイラーも地面に接触します。そうすると、ディレイラーを吊っているディレイラーハンガーというパーツが曲がります。

このパーツは柔らかいアルミでできていて、こいつが曲がることでフレームへの衝撃を和らげる役割を担ってます。

ただ、ディレイラーごと曲がるので、変速がおかしくなります。柔らかいパーツなので専用工具を使って修正することも可能ですが、一度曲がったパーツは金属疲労でポキっと折れる可能性もあり、そうなるとホイールにディレイラーが巻き込まれて大惨事になります。

パーツ手配の問題

このため、曲がってしまったディレイラーハンガーは交換が基本なのですが、これの手配がまた大問題で、規格が統一されてないのです。メーカー毎、とかのレベルじゃなく、車種毎・年式毎に違うというレベル。

なので、ほぼお店には在庫ないので取り寄せになります。取り寄せには数日から数週間かかることも。同型がネット上にあれば幸せ。

立ちゴケしなくても、風で倒れたり、何かが当たっただけでも曲がる可能性があるので、ディレイラーハンガーは消耗品という扱いのようです。消耗品なのに手に入りづらいという困ったちゃん。

しかも数年経って供給が打ち切られる可能性もあるので、曲げちゃって手配する人は予備に複数買っておくのが正解かと。もうホントに規格統一してくれないとスポーツバイクの発展阻害してると思うんだけど…。

対策にディレイラーガード

で、ディレイラーハンガーはこのような困ったちゃんなので、何かしら対策をする必要がある。有効な対策としては、ディレイラーガードというのがある。ホイールのシャフト部分を利用して右側に出っ張りをつけることで、ディレイラーが地面に接触しないようにするというもの。

見た目とか重さとか色々問題はあるものの、ディレイラーハンガーが手に入らないのは致命的なので自分は付けることにしました。

このディレイラーガード、クイックリリース式のシャフトならそのまま付けられるんですが、スルーアクスルでディレイラー側に六角穴がないとちょっと工夫が必要になります。

これについての詳細は別記事にしました。

【グラベルロード】スルーアクスルにディレイラーガードを装着する3つのパターン

修理してみた

パーツが届くまで自転車に乗れないのでリスクは承知の上で、専用工具を手配して修理してみた。手配した工具は「GORIX(ゴリックス) 自転車用工具 ディレイラーハンガー直付けゲージ」

 

ディレイラーを外して代わりにこの工具を付けてリムとの距離で歪みを修正する仕組み。歪みはテコの原理を使ってグイッと修正します。使い方はYouTubeにあがっている動画を見ると分かりやすいです。

問題点も含めてレビューしてくれてる「バイシクルガレージ」さんのこちらの動画が自分は分かりやすかったです。

 

やって見た結果、とりあえず歪みは直って、変速もほぼ問題なくなりました。ただ、いつ折れるか気にしながら乗るのは楽しくないので、パーツが届き次第交換するつもりです。

工具を使って気になったのは、ディレイラーハンガー側が柔らかいアルミなので、ねじ込みすぎたり、歪みを直すときにネジ山がバカになってディレイラーが外れなくなる可能性がありそうだなと。

まとめ

  • ディレイラーハンガーは消耗品、かつ手に入りづらい
  • ディレイラーハンガーは予備を持っておくのがお勧め
  • リスクを避けたいならディレイラーガードをつける
  • ハンガーの修理はあまりお勧めできない

 

以上、困ってる方の参考になれば幸いです!

 

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