グラベルロードを購入して実際にしばらく乗った感想を綴ってみます。
自転車歴としては、一時期ロードバイクで往復60kmほどを通勤してたので、ロードバイクからの乗り換えを考えてる方の参考にもなるかもしれません。
取り上げるポイントは大きく5つ。
- フロントシングルの印象
- シマノかSRAMか
- 太いタイヤの印象
- ディスクブレーキの印象
- ハンドル形状の違い
登山をやるので、登山道へのアプローチに使えそう、という目的でグラベルロードを購入しましたが、主な用途はアスファルトオンロードの通勤が9割で、まだオフロードは走っていません。
実際にお店でグラベルを購入した経験に基づいた、購入時のポイントはこちらに書いてます。
【初めてのグラベルロード】購入を考えてる人が抑えておくと便利なポイント8つ
購入したバイクは、カナダのMTBブランド ROCKY MOUNTAIN の「SOLO30」というモデル。MTBを主に扱うブランドなので、グラベルロードもかなりMTBよりのスペックになってます。

❶フロントシングルの印象。

グラベルロードを考えてる人は恐らくここで結構悩むと思います。
フロントのギアが2段か、1段か。
結論から言うと、フロントシングルはすこぶる快適です。
ロードバイクに乗っていた頃もレースをやる訳ではないので、元々そこまでシビアにシフトチェンジしていませんでした。
フロントシングルになったことで、シフトチェンジが右側レバーでのリアギアのみとなり、操作がシンプルになってすこぶる快適です。
リアギアだけでギア比を調整しなければならないので、ギア比の落差が大きくなりますが、これも思っていたほど影響なし。アップダウンが多いようなところだと、影響は出てくるかもしれません。
ただし、フロントシングルの場合はリアのギアは10速以上をお勧めします。前述のように、ギア比の落差が大きくなるので、リアのギア枚数は多い方が快適です。
あとはフロントメカがない分、メンテナンスがとても楽。

❷シマノかSRAMか

グラベルロードには、シマノかSRAMのフロントシングルセットがついてることが多いです。ギアチェンジの操作方法に違いがありますが、両方乗った経験上、特別どちらかに明らかな優位性はないと感じています。
強いて言えば、SRAMは一つのレバーの押し込み具合でギアアップとギアダウンを行うので、操作ミスの可能性があります。
ただ、目星を付けたバイクについているコンポーネントがSRAMだから諦める、というほどの欠点ではないと感じてます。

❸太いタイヤの印象

グラベルの象徴でもある太いタイヤ。購入時についていた40Cを履いてますが、アスファルトでもそんなに違和感なし。
もちろん23Cとかのようなクイックなレスポンスはないですが、そこそこ巡航速度も出るし段差なんかはルーズに対応できるので楽チンです。
タイヤだけのせいではありませんが、当然ローディーにはぶち抜かれます。が、それを差し引いてもアスファルト以外も行ける行動範囲の広さがグラベルロードの魅力。
春になったらパンク耐性が高いチューブレスレディタイヤに換装してオフロードに繰り出そうと思ってます。
❹ディスクブレーキの印象

従来のキャリパーブレーキと比べて、ディスクブレーキの制動力はありがたいです。
実際、何度か危ないシーンで制動力に救われたことがあります。
ディスクブレーキには油圧式と機械式がありますが、自分のは機械式です。油圧式の方が軽い力でブレーキをかけられますし、実際油圧式を操作してみたら軽かったですが、機械式でも特に不満は感じてません。むしろメンテが楽なので機械式の方でよかったかも。
欲しいバイクのブレーキ形式が機械式でもそんなに気にしなくてもいいと思います。ただし、機械式の場合はパッドがディスクを両側から挟むタイプを選んだ方が制動力があるし、片減りも抑えるので幸せかも。


❺ハンドル形状の違い

グラベルロードは荒れた路面でコントロールしやすいように、ロードバイクに比べてハンドルが広く、外側に開いていることが多いです。
ライディング時の姿勢も変わってくるのでロードバイクから乗り換える場合に違和感を感じるのは実はここかもしれません。
やはりスピードを出すには不向きかもしれませんが、用途に合わせた違いだと思っています。
まとめ

まだ通勤にしか使ってませんが、グラベルロードはオンロードでも十分に楽しめます。本領を発揮できるオフロードはもっと楽しいことでしょう。
グラベルロードはスピード重視のロードバイクと違って、そんなにカリカリしなくていいので、荷物もそこまで絞り込まなくてもいいし、オンロードで後ろから早いローディーが来たら抜いてもらえばいいので、緩く乗るのが楽しいバイクだと思います。