山のコト

山のコト Vol.57 登山でおしゃれに日焼け対策できる「サンフーディ」の話

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登山での日焼け対策として導入したサンフーディが想像以上に素晴らしい使い心地だったので、そのレポート。Patagoniaの「キャプリーン クール デイリー フーディ」を使ってみました。

 

登山での主な日焼け対策3つ

日焼け対策の話なので、まず筆者が使っている登山での主な日焼け対策はこちら。

  1. 日焼け止め
  2. 日傘
  3. サンフーディ

❶日焼け止め

基本の日焼け止め。他の日焼け対策をしていても、ちょっと油断すると真っ赤に日焼けするのでこれは必須。標高が上がると紫外線の量も増えるので、夏山で日焼け対策せずに歩くと火傷レベルのダメージを受けます。

さらっとしてベタつきが少ないのでビオレのUVアクアリッチ使ってます。

 

❷日傘

雨対策 兼 日焼け対策の日傘。どこでも日陰を作れるポータブル日陰。木陰のないテント場とか、灼熱の林道歩きとかでめっちゃ重宝します。物理的に日差しから距離を置けるので効果が大きいです。

雨の時も使える状況なら必要以上に濡れずに済むので必須アイテムになってます。風に弱かったり手が塞がっちゃうのがデメリット。

ユーロシルム使ってます。

 

❸サンフーディ

本題のサンフーディ。

サンフーディはざっくり分類するとフードとUVカット加工がついたレイヤー。要するにパーカーですね。ベースレイヤータイプとシェルタイプになるのかな。日本ではまだあまり馴染みがないけど、米国人の友人によると欧米ではオーソドックスなアイテムとのこと。以下詳しく見ていきます。

 

サンフーディ

衣類で日焼け対策をしようというコンセプトのサンフーディ。フードを被りたいだけならウィンドシェルやレインウェアがあるんですが、シェルは暑いしいちいちザックおろして脱ぎ着がめんどくさい。

手ぬぐいをほっかむりするのもあれはあれで趣があるんですが、これも着け外しが面倒だしあまりスタイリッシュではない。

そこで、脱ぎ着をせずにフードを被ったり外したりできるベースレイヤー型のサンフーディの出番です。半袖モデルは見たことないので長袖になりますが、女子御用達のアームカバーを脱ぎ着するくらいなら長袖の方が楽かと。暑かったらまくればいいし。布地が薄いので袖をまくってもほとんど気にならず半袖のようにも使えます。肌寒い時も袖を下ろすだけでいいのでとても効率的。

 

どのモデルを選ぶか

サンフーディは各メーカーから出てるので幾つか試したけど、メリノウール使ってるかどうかで価格が倍くらい違います。筆者はウールはチクチク感があるのと、長期山行時の匂いがあまり出ない方なので着心地とコスパで化繊タイプを選択。

ポケットが付いてるタイプもありますが、ザックを背負ってる状態ではほぼポケットは潰れるのでこれはいらない機能な気がします。袖を固定できるサムホールが付いているタイプもありますがこれは好みかな。なくても困りません。

サイズ感や丈もメーカーによってまちまちなので実物を確認してみることをお勧めします。

 

Patagonia「キャプリーン クール デイリー フーディ」

幾つか試した結果、筆者がしっくりきたのは定番とも言える「Patagonia キャプリーン クール デイリー フーディ」。ポケットもサムホールもないベーシックなスタイルです。布地はかなり薄め。

キャプリーンシリーズは実績のあるレイヤーなので、肌触りや乾きやすさは優秀。洗濯脱水直後にそのまま着れるくらいの水切れ感があります。霜降り柄のデザインとカラーラインナップが少ないのが残念なところ。シンプルな無地でいいんだけど。

普通のベースレイヤーと変わらない価格感なのでコスパが非常によいです。

 

サイズ感

筆者はSサイズでジャストでした。参考までに体型は 174cm 54kg 痩せ型です。

一番下にドライレイヤーを着て、その上に肩の負担軽減のためのショルダープロテクターをつけ、さらにその上にサンフーディを着ていますがごわつきや窮屈感はないです。

 

因みにこのショルダープロテクター、とても効果ありです。ザックの重みで肩が痛い方にはぜひ試していただきたいです。ザック側のショルダーパッドをいくら厚くしても肩の負担は軽減されないので、肩とザックの間に緩衝材を挟むという発想です。ドライレイヤーにこの機能を付けてほしい。

筆者の体型でMサイズできつめだったのでサイズ感は要注意です。

 

使用感

早速山で試してみましたが、日が差したらさっとフードを被って、日が陰ったり樹林帯に入ったらさっと外せるのは想像以上に快適でした。布地が薄いのでフードを被っていても熱がこもって我慢ならないようなことはなかったです。背丈レベルの藪に突っ込んだり、虫がうっとうしい時にも重宝します。

 

汗で濡れた状態での肌触りもベタつき感はほとんどなく、ドライレイヤーを着ていることもあると思いますが、汗抜けも早い印象です。薄いながらにそれなりに風も防ぐので、普段なら山シャツを羽織る場面でも袖を下ろせば事足りました。

デメリットといえば、下を向いた時にフードが落ちてくるくらいですが、これも背中とザックの間に突っ込んでおけば問題ないです。

スタイリングとしてはメッシュキャップとの組み合わせがベストかと思います。

まとめ

上に何か着たり、別にフードを用意したりせずにこれ一つで日焼け対策と肌寒さ対策を完結できるのが素晴らしい。

とはいえ、女子はノースリーブに山道のフードとかも可愛いと思うので、主にどうしても肌を出したくない人向けかな。

最後に、実はAmazonから同じようなものが破壊的な値段で出ています。ただ、レビューを見ると布地が結構厚く、縫製も雑なようです。安いので試してみるのもありですが、安物を買って使い捨てるような使い方はあまり好きではないので筆者は試していません。

 

以上、誰かの参考になれば嬉しいです!

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