Xシリーズは軍艦部のダイヤルでシャッタースピードやISOを変更するようになってて、これが見た目のインパクトにもなってる。
ただ、いざ撮影となるといちいちシャッターボタンから指を離して設定を変えるのは面倒だし、シャッターチャンスを逃すことにもなりかねない。
なので、デジタルの恩恵はしっかり利用しましょう、ということで、マニュアル撮影がしやすくなる操作系の設定を書いてみる。
(自分が所有してるのは、X-H1とX-T2なので、機種によっては存在しない機能や表記が違う物があると思う)
シャッタースピード
シャッタースピードをコマンドダイヤルで変更できるようにする。
シャッタースピードをリア側のコマンドダイヤルで変更できるようになるので、手元の親指だけで操作できるようになる。
・シャッタースピードダイヤルを「T」の位置に。
・設定メニュー「コマンドダイヤル」を「フロントF値」、「リアS.S.」に。
・設定メニュー「S.S.操作設定」を「ON」に。(X-H1にはこの項目なし)
F値
F値をコマンドダイヤルで変更できるようにする。
F値をフロント側のコマンドダイヤルで変更できるようになるので、手元の人差し指だけで操作できるようになる。
・「コマンドダイヤル」の設定はシャッタースピードのところで設定済み。
・レンズのF値リングを「A」に。(F値リングがないレンズはカメラ側の「絞り設定」で「A+M」に)
フロントダイヤルは後述のISOと兼用なので、ダイヤルを押すごとに「F値」⇄「ISO」と切り替わる。
ISO
ISOをコマンドダイヤルで変更できるようにする。
ISOをフロント側のコマンドダイヤルで変更できるようになるので、手元の人差し指だけで操作できるようになる。
・ISOダイヤルを「A」の位置に。
・設定メニュー「感度ダイヤル設定」を「コマンド」に。
フロントダイヤルはF値と兼用なので、ダイヤルを押すごとに「F値」⇄「ISO」と切り替わる。
色味
WB、フィルムシミュレーションをセレクターボタンで変更できるようにする。
色味系の変更が手元のセレクターボタンでできるようになる。
・設定メニュー「セレクターボタン設定」を「Fnボタン」に。
・設定メニュー「Fn/AE-L/AF-Lボタン設定」でWBとフィルムシミュレーションをセレクターボタンの好きな位置に。自分は左右のボタンに設定。
上下にも「ヒストグラム」とか「AFモード」とかよく使う機能を割り当てると便利。
マニュアル撮影前提のカメラ
Xシリーズを改めて眺めていて、ふと気がついたんだけど、ほとんどのデジタル一眼レフについてる「モードダイヤル」ってやつがない。あれは一眼レフを初めて手にした人をマニュアル撮影から遠ざける無用の長物だと思ってるんだけど、Xシリーズにはそれがない。
フィルムカメラを彷彿とさせるダイヤル類を見ても分かる通り、マニュアル撮影を前提としたカメラなんだと思う。
フィルムシミュレーションの優秀さと併せて、ますますFUJIFILMのカメラに愛着が湧いた。
だいぶ世代が古くなってきたので、新機種が気になってしょうがない。
[…] FUJIFILM|Xシリーズ使いが幸せになれる操作系設定 […]
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