FUJIFILM での大三元レンズの一つにあたる、XF50-140 F2.8についてのレビュー。
外観
APS-Cということもあって、望遠F2.8なのに1kgを切る重量。三脚座はほとんど使うことがないので外してることが多い。サイズもフルサイズの同画角レンズに比べると一回りコンパクトな気がする。
ただコンパクトといってもそこは望遠レンズなので、それなりの長さになる。
まぁF2.8の望遠使う人はそんなこと百も承知だろうけど。
ボディサイズが大きめなX-H1につけるとしっくりくる。
機能面
AF
X-H1のレビューでも触れたけど、ボディ側のAF性能があまり高くないので、動体へのAF精度は期待していない。とはいえ、必要十分なレベルは具えてると思うので、可もなく不可もなく、というところ。
手ブレ補正
レンズ内手ブレ補正はかなり効くイメージ。望遠なのでファインダーの中で被写体がかっちり止まる感覚を特に感じる。X-H1のボディ内手ブレ補正と合わせるとかなり強力。
電源を切るときなんかにレンズの中でこの手ブレ補正機能が切れる「コロン」っていう音がすることがある。機能的には問題ないらしい。
レンズフード
このレンズはレンズフードがめちゃくちゃ硬いんだけど、シリコンスプレーを少しだけ接点につけてやるとかなりスムースになるのでお勧め。
ただ、雪山でフードを紛失して、新しく購入したらスムースになってたので、さすがに改善したのかもしれない。
フード下部には可変フィルター操作用に蓋付きの小窓が開けてある。
写り
Canonの70−200みたいな「うぉっ!」てなる感じはないけど、デジタルならではのパッキリ解像してくれる感じは強い。
ボケや解像感に関しては、人によって受ける印象が変わってくるので、作例に勝るレンズレビューはないと思う。
ということで開放と絞った作例を何点か。
レンズレビューの作例って普通は撮って出しの未加工データを載せるんだろうけど、敢えて編集済みのを載せる。
開放でのボケ感。
140mm ISO200 F2.8 1/8000
140mm ISO200 F2.8 1/500
絞っての解像感。
50mm ISO200 F8 1/125
50mm ISO200 F10 1/800
FUJIFILMの場合は、レンズの選択肢が多くないので、望遠ズームが必要な場合には最有力候補になると思う。
正直持ち出すことはあまり多くはないけど、使った時は期待通りの画が撮れる一本。