天井から登山用ザックを吊り下げたくて、趣味部屋に2×4材でフレームを組む。
ラブリコとシンプソン金具
今回使うのはラブリコとシンプソン金具。
ディアウォールを使わなかった理由は、フレームを組んでしまうので、強度が必要ないことと、ラブリコの方が微調整が効くこと。つまりこの場合のラブリコはフレームを組む際の仮止めのようなもの。
シンプソン金具は建築用途にも使われるので、強度はお墨付き。4mm径のナベ木ネジで2×4材を結合する。今回使ったのは「RTC2Z」という、2×4材をコーナーで接合するタイプ。
材料
普通に四角くフレームを組むなら、材料は以下の通り。
- ラブリコ4個
- ラブリコの規格に合わせた柱4本
- 横に渡す横板4本
- RTCZ2 4個
- ナベ木ネジ 最低16本
今回は柱を一本使わない変則的なプランなので、内訳は少し通常と違う。
因みに「2×4」っていうのは規格を表してるので、「1×4」もあるし、「2×10」もある。なので材質を表す「SPF材」と呼ぶ方がしっくり来る気がする。ただ、今回は全て「2×4」を使うので「2×4」で表記。
工具は電動ドリルドライバーで事足りる。
組み立ての段取り
- まず、ラブリコで4隅の大体の位置に柱を立てる。
- 柱の横板を渡す高さの位置にマーキングして柱にシンプソン金具をビス留めする
- 横板を渡して位置決めする。
- ここで微調整が効くラブリコが役に立つ。柱を横板の長さきっちりの位置に厳密に立てなくても、位置決めの時点で柱の位置を微調整できるから。
- 横板を渡してビス留めする。(壁側にはビスを打てないが、構造材にするわけではないので問題ないと判断)
一度フレームを組んでしまえば、強固になるので地震にも耐えると思う。これが倒れるようなら建物自体が無事ではない気がする。
変則的構造
今回、一つ工夫したのは入り口付近に柱を立てると邪魔なので、1箇所にはT字用の金具を使用して柱を立てないことにした。フレーム自体は天袋の部分を利用して荷重を支える構造。こういう工夫もDIYの楽しいところ。
フレームを活用する
フレームを組んでしまえば、フックを打とうが、壁を付けようが自由なので、部屋の活用度が一気に上がると思う。
植物が好きな人は上からプランターを下げたり、ベニヤ板を張って壁を作ってペンキで好きな色に塗るのも面白いと思う。
なかなか場所を取る登山用ザックを天井付近に吊るせるようになったので、スペースが空いた。
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