山のコト

山のコト Vol.48 BIG SKYのシングルウォールテント Mirage 2P を使ってみた話

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BIG SKY のシングルウォールテント Mirage 2P を初張りしたので、使ってみた印象を記録してみる。

スペック

幕体はシルナイロンで、短辺はシングルウォール、長辺はメッシュとのダブルウォールというハイブリッド構造。

ポールはDACの軽量なフェザーポールで、吊り下げ式のクロスポール構造。

長辺両側に出入り口と前室がある。

ペグ、ガイライン、フットプリントは別売。

重量: 公称 1.178kg

 

設営・撤収

床面はそんなに強度なさそうなのでフットプリントは必須。

シングルウォールなので、計8箇所のスリーブにポールを通して立ち上げたら、フックに引っ掛けるだけ。スリーブにポールは通さなくてもいいかもしれないけど、通したほうが立ち上げやすい気がする。ガイラインつけた時にポールと一体化させたほうが耐風性もよさそうだし。

 

撤収はフック外すだけで簡単にポールと分離できるので、これまた楽ちん。シングルウォールは幕体畳むときに空気が抜けづらいけど、Mirageはメッシュ部分があるせいか、比較的簡単に空気が抜ける気がする。

吊り下げ式のシングルウォールは設営・撤収が簡単すぎて、これ使っちゃうとダブルウォールはもう使えないなー。袋状のスリーブにポール抜き差しするあのストレスがなくなるだけでもかなり快適。

室内

 

まず、べらぼうに広い。

両側に出入り口があるのと、側面がほぼメッシュなので開放感がすごい。ドーム型なので天井側の圧迫感も少ない。

 

前室もかなり広い。快適性を犠牲にした軽量化はそこまで求めてないので、やはりシングルウォールでも前室があるに越したことはないと思う。

 

前室があるとはいえ、側面は開放されてるので雨の水跳ねは多少ありそうだけど、バスタブ部分の高さがかなりあるので被害は少なそう。

よく工夫してあるなと思うのが、床に近い部分の幕が斜めではなく、垂直に立ち上がることで圧迫感が軽減されてたり、足元側と頭側で幅が非対称になってることでコンパクト化や軽量化にも貢献してそう。

 

2名利用を想定して、両側にポケットが多数設置してあるのも便利。細かい物が散らばりがちなのでこういうのは嬉しい仕様。

 

結露

シングルウォールについて回るのが結露の悩み。環境によっては、幕内に雨が降るくらいの結露になることあるけど、Mirageはメッシュ部分と開口部が大きいせいか、この心配があまりない。感覚的にはフロアレステントの通気性に近いかも。

 

上部の大きなベンチレーションの効果も大きいかもしれない。ポールとマジックテープで庇を立ち上げるちょっとしたギミックが楽しい。

 

初張りの時は外気温5度くらいで、2人使用だったので、ものによっては結露する環境だったけど、全く結露なく完全乾燥撤収だった。開口部が大きいので乾きやすそうなのもいいところ。

 

気になる点

軽量シングルウォールなので、布地の取り扱いにはやはり注意が必要。

設営面積がかなり大きいので、時期と場所によっては設営が大変かも。片側の前室を引っ込めておけば多少コンパクトになるけど。場合によっては片側の出入り口は潰すくらいの配慮はしたいところ。

手に入りにくいのが実は一番の難点かも。

 

まとめ

モノポールのフロアレステントも大好きだけど、吊り下げ式の自立式シングルウォール、大いにありだと思います。

実は一番気に入っているのはこの渋い色味だったりするw

 

以上、購入を考えている人の参考になれば幸いです。

 

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