山のコト

山のコト Vol.44 冬山テント泊で暖かく寝る プラティパス湯たんぽの話

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冬山のテント泊

夏はテント泊をしてても、この領域に中々踏み込めない一番の障害は寒さだと思う。かくいう自分も脂肪がない上に冷え症なので寒さはかなり苦手。

ただ、寒いとは言っても寝る前までは下半身をシュラフに突っ込んで、食事のために煮炊きとかもするのでそれほど寒さに悩まされることはない。

寒くて困るのは就寝してから。外気温が−10℃を切ると、厳冬期用シュラフを使っていても足元が寒くて眠れないことは度々ある。

プラティパス湯たんぽ

そこでお勧めなのが登山やる人はみんな使ってるであろう、プラティパスを湯たんぽにする方法。

やり方はしごく単純で1Lのプラティパスにお湯を注いでシュラフに突っ込むだけだけどポイントは幾つかある。

・寝る直前に用意すること。

・プラティパスの耐熱温度は約90℃なので、沸かした直後に注がずに少し置いて冷ます。(冬山なら2〜3分も置いておけばほどよい温度になる)

・90℃でも手で持ってられないくらい熱いので、プラティパスにお湯を注いだら、シュラフの布地を傷めないようタオルで包んでシュラフの中に突っ込む。

・寝るときは小さく丸くなって寝ることもポイント。

これで夜半くらいまではポカポカが持続する。

容量は1Lがちょうど良い気がする。あまりお湯が少ないと覚めるのも早いので。

 

コッヘルからプラティパスに液体を注ぐのが苦手という人を結構聞くので、心配な人は折り畳みの漏斗とか用意しておくといいかも。

 

予備を用意する

ダウンも着込んで湯たんぽも突っ込んであるので寝る時点ではポカポカ極楽。が、それでも大抵朝方には冷めてしまって、湯たんぽを入れてても寒くて目が覚めることもある。

そこで考えたのが、予備を用意しておくこと。プラティパスは二つ必要になるけど。

寝る前にサーモス山専にもお湯を入れておいて、シュラフの中の方が冷めたら、予備のプラティパスにお湯を注いで湯たんぽを入れ替える。上半身だけとはいえ、シュラフから出るのはかなり勇気がいるけど、寒くて寝れないよりはここで頑張った方がよい。

冬はなんでも凍るので冷めた湯たんぽもシュラフの中に入れておいた方がいい。

プラティパスが1Lなので、サーモス山専も0.9Lモデルにするとよい。冬山でお湯はいくらあっても良いしね。

 

 

それでも寒い人には

更に万全を期すなら、ダウンシューズの中にマグマカイロを入れておくのがお勧め。ここまでやるとかなりの寒さまで耐えられる。体感温度は人によってかなり違うけど、痩せ型冷え症の自分でも何とか過ごせている。

じゃあカイロでいいじゃん、てなるんだけど、標高があがると酸素濃度が薄くなってカイロは発熱しなくなる場合があるので万能ではありません。そういう時はハクキンカイロとかジッポカイロみたいな燃料式カイロが良いと思う。

冬山のテント泊は確かに寒いけど、テントで夜に食べる鍋は最高なので、万全の準備をして善き冬山ライフを!

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