2016年 8月
一泊2日で、北アルプスの爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳へ。
美しい気象現象を見ることができた山行。
行程
DAY1
扇沢→種池山荘→爺ヶ岳→冷池山荘→鹿島槍ヶ岳→冷池山荘
DAY2
冷池山荘→爺ヶ岳→種池山荘→扇沢
種池山荘
扇沢から柏原新道を種池山荘へ。柏原新道はよく整備されて歩きやすい道。最初は急登気味だけどあとはゆるゆると高度を上げて行くので、標高差1000mにしてはあまりキツさは感じない。
種池山荘は三角屋根のよく目立つ建物。ハイシーズンなので冷池山荘のテン場が埋まるのが怖い。パトの人は「この時間ならまぁ大丈夫」と言ってくれたけど先を急ぐ。
爺ヶ岳
種池山荘から爺ヶ岳へはたおやかな稜線を行く。振り返ると種池山荘の三角屋根がよく見える。天気がいいので剱岳までくっきり。冬のバックカントリーのルートになる南尾根の様子を見ておく。
これから向かう鹿島槍もよく見える。冷池のテン場の様子も見えて、まだテントは数張りしかないようで一安心。
冷池山荘
今日の幕営地、冷池のテン場に着くと幸いテントはまだ数張りかしかない。ここは全体的に傾斜してて、水場とトイレは小屋なので徒歩20分かかるという、山ならではの幕営地。
鹿島槍から戻ったらテン場は満員御礼状態。さすがハイシーズン。
鹿島槍ヶ岳
テン泊装備をおろして鹿島槍へ向かう。中間点の布引山あたりからガスに覆われ始める。鹿島槍のピークは真っ白で視界なし。でも一瞬だけ浮かび上がった稜線がとても印象的だった。テン場でもガスは抜けずおとなしく就寝したけど、ガスの中のテント村が中々幻想的だった。
2日目
翌日は快晴。ピストンなので来た道を戻るルート。剱岳が雄姿を見せつけてくるのでこの後すぐ踏みに行くことになる。
昨日ガスに覆われた鹿島槍も今日はよく見える。この辺は滝雲が出やすいので朝陽の中、山肌を雲が流れるダイナミックな光景を見ることができた。これだから山はやめられない。
ブロッケンも出た。因みにテント泊や小屋泊をすると、夕方や早朝に高山にいることができるので、雲海やブロッケンはしょっちゅう見ることになる。
下山
素晴らしい気象現象を見れたので快調に下山ルートを下りて行くも、あろうことか種池山荘から少し下った辺りでもよおしてきた…。
登り返すのもしんどいので扇沢までダッシュすることに。
トレランばりの勢いで駆け下りたけど、扇沢のトイレに駆け込むまでの2時間は長かった…。