【DIYに必要な電動工具ってどれ?】
DIYを始めるに当たって必ず持っておきたい電動工具ですが、何を買えばいいか全然分からなくないですか?
ひとくちにDIYといっても、小さな小物を作りたい人、大物家具を作りたい人、ウッドデッキを作りたい人などなど、やることは人によって様々です。
実際にデスクやシェルフを自作して積み上げてきた経験に基づいて、これからDIYを始めたい人が今買うべき電動工具をまとめてみます。
【前提条件】
この記事が対象とする電動工具の前提条件です。
・賃貸物件で現状復帰可能なセルフリノベーションをする。
・騒音や粉塵の発生を考慮しなければならない環境。
・主にホームセンターで入手が容易な「2×4規格」の柔らかい「SPF材」で、
シェルフやデスクなどを作成する。
・木材のカットは基本的にお店でやってもらう。
・木材の研磨はお店の工作室で行う。
・ウッドデッキなど硬い木材に大量にコーススレッドを打つことはない。
(コーススレッド→木材接合用のネジ)
【結論】
結論から言って、上記の前提条件であれば、
電圧:10.8v以上、トルク:20N.m~30N.mクラスのバッテリー駆動「ワイヤレス電動ドリルドライバー」で充分です。
「ドリルドライバー」は先端工具(ビット)の付け替えで、「ネジ締め」と「穴あけ」が可能な工具です。
太かったり、長いネジ締めには力不足ですが、通常の家具づくりに使う40mm程度のネジであれば問題ありません。
(実際に10.8vのモデルで75mmのコーススレッドも問題ありませんでした。ドリルの場合はビット径10mm辺りからパワー不足を感じます。)
これに対して似たような外観の「インパクトドライバー」は、回転に打撃を加えることによって、効率的にネジを打つことができる工具です。
トルクが強く、硬い木材にもどんどんコーススレッドを打っていけます。
ただし、穴あけには不向きです。できないことはないですが、
・ビットが折れやすい
・木材が割れやすい
・穴あけ速度が遅い
といったデメリットがあります。
DIY用電動工具の最初の一本ということであれば、「電動ドリルドライバー」があれば大抵のものは作れます。
ハイパワーのプロモデルやインパクトドライバーは上記DIYにはオーバースペックです。
現在筆者が使っているのはこちら。
【ブラックアンドデッカー マルチエボ】
電圧:18v
トルク:22N.m
電圧がハイスペックの18vですが、コスパに優れています。
実際にこれまで作成した家具は全て、「ブラックアンドデッカー マルチエボ」のドリルドライバーで作成しています。
【デスク】
【OSBシェルフ】
【ベンチチェスト】
【全ネジシェルフ】
【クローク】
【パンチングボードキッチン】
【全ネジシェルフ】
【2×4フレーム】
【ウォールミラー】
【ラダーラック】
【ベストバイ】
その上で、色々と各モデルを比較して見えてきた、今買うべきベストバイは、
【ブラックアンドデッカー マルチエボ EVO183B1】 ※基本ビット以外は別途
電圧:18v トルク:22N.m バッテリー2本 サンダー、ジグソー付属
今使ってるそのまんまですが…実際何の問題もないので…コスパも素晴らしいし。
プロ向けではない、という評価もありますが、実際耐久性や信頼性を求めるプロではないので問題ありません。
この価格で18v、バッテリー2本にサンダー、ジグソーまでついています。
「サンダー」>電動ヤスリ 木材を研磨するのにとても便利です。
「ジグソー」>電動ノコギリ 木材や金属の切断に使います。
サンダー、ジグソーは騒音と粉塵が出るので、賃貸物件などの屋内で使うには厳しいですが、ワイヤレスなので屋外でも使うことができます。
ちょっとしたカットやバリ取り、現状復帰時に出る不要な長尺木材のカットなどを自分でできるのは大きいと思います。
大抵の自治体では、50cm以下の木材は燃えるゴミとして出せるはずですので。
<<<賃貸物件の退去時対応も含めてベストバイ>>>
騒音や粉塵問題をクリアできる環境にある人は、2×4材の直線カット用に「丸ノコ」を追加すると更に幸せ。
マルチエボのアタッチメント丸ノコも便利ですが、刃の直径が足りないので2×4材を一回では切れません。
【極力コストを抑えたい人】
【ブラックアンドデッカー GoPak BDCDD12US1】 ※基本ビット以外は別途
電圧:10.8v トルク:26N.m バッテリー1本
今後もドリルドライバーしか使わないことが確定している人。
バッテリはモバイルバッテリーとしても使える。
この価格帯でスペックは充分です。
大きな穴(10mm以上)を開けたい場合には少しパワー不足。
【信頼の2大国産メーカーでいきたい人】
どうしてもマキタか日立でいきたい人はこちらをどうぞ。
14.4vモデルも価格はそんなに変わらないようです。
【makita DF331DSHX 】※基本ビット以外は別途
電圧:10.8v トルク:28N.m バッテリー2本
スペックは充分、これを持っておけば、バッテリ互換の多様な機器を本体価格だけで使いまわせます。
10.8vモデルは大きな穴(10mm以上)を開けたい場合には少しパワー不足。
【HiKOKI FDS10DAL(2LCSK)】※基本ビット以外は別途
電圧:10.8v トルク:34N.m バッテリー2本
コスパとトルクはマキタよりこちらの方が〇。
10.8vモデルは大きな穴(10mm以上)を開けたい場合には少しパワー不足。
2大メーカーを選んだ方は、バッテリーの電圧に合わせて評判のワイヤレスハンディクリーナーを併用できます。
クリーナーを実際に使ってみたところ、10.8vモデルはパワーが足りない感じがしたので、クリーナーを併用する方は14.4vか18vモデルがいいかもしれません。
【最後に】
バッテリーについては、ドリルドライバー単独であれば、満充電のバッテリー1本で一日事足りると思います。
ただ、バッテリ切れになると作業が中断することや互換機器の使用も考えると電動工具はバッテリーが高いので、2本セットの方が得策。
余談として、DIY工作時は下穴あけ、ビス打ちを繰り返すことになるので、
(あらかじめ下穴を全て空けておけないケースもある)
下穴用のドリルドライバーをもう1本持っておくと作業が格段に捗ります。
では!適切な工具でよいDIYライフを!
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