SCWは気象衛星の画像を使ってスーパーコンピュータで予測する天気予報サイト。
日本列島上の雲の動きを1画面で俯瞰できるのでとても便利。
早速自分なりの使い方の流れを書いてみる。
山の位置を把握する
SCWを使って山の天気を見るには、まず日本地図上で山の位置を把握する必要がある。
これは、SCWの日本地図には都道府県の線しか表示されていないから。
国土地理院地図で、よく使う山域の位置がSCW上でどこになるかを把握するとよい。
白馬とか三俣蓮華とかの三県境を覚えておくと分かりやすい。
小ウィンドウにカーソル部分の詳細は表示されるけど、覚えちゃった方が早い。みなさん、地図見るの好きだと思うので。
縮尺を選ぶ
SCWにはいくつか縮尺があって、よく使うのは「詳細51」と「広域264」。
「広域264」は264時間先までの予測で1日1回更新。
週初めにとりあえず週末の概要を知りたい時に。
「詳細51」は51時間先までの予測で1日2回更新。
SCWは時間が近いほど精度も上がるので、週末直前に確定情報として。
広域と詳細では情報精度がだいぶ違うので、可能な限り詳細で判断することをお勧め。
雨量、雲量を見る
雨の量と雲の量を表示する。
・黒は雲なしの晴天を表す。
・雲はグレーのもやもや。色が白に近いほど雲が厚い。
・色がついたもやもやは雨。紫〜青〜赤へと雨量が多くなる。
・雨の表示の中に赤〜黄色の等高線のような線は雪。
時間経過を見る
画面の右をタップすると時間が進む。
画面の左をタップすると時間が戻る。
なので、狙った山域の場所を睨みながらタップを連打していくとそこの上空の雲の動きが動的に見れることになる。
表示には少し時間がかかるのであんまり連打せずに待ってあげましょ。
画面下のパネルで今表示してるのが何日の何時なのかが分かる。
これ、もはや神の視点だよね。
はー、感謝。
他にも幾つか機能はあるけど、差し当たりここまでの機能だけで事は足りてる気がする。
ただ、標高とか風量が詳しくないので、SCWで山域が決まったら「tenki.jp」とか「てんきとくらす」で標高別の風速予報を見る。
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