ICELANDへの誘い
1月にカメラ仲間からアイスランドへの誘いがあった。
他の国ならともかく、よりによってアイスランド。1番行きたかった国。
一応一晩悩むも行かない理由がない。「いつか」ってよく聞く言葉だけど、
「いつかなんて当てにならないな。今がその時さ。」っていうスナフキンの言葉。
前年の大型出費の記憶を銀河の彼方に追いやって後先考えずチケット予約。
ICELANDという国
アイスランドに行く、と言うと多くの人が「何があるの?」と聞いた。
何もないです。灰色の空と海と山と道。氷河と火山。それだけ。
何もないし、知られてもいない。
だから行きたい。
でも数十カ国を巡った後にアイスランドを訪れた人に、「一番印象に残った国」と言わしめる国でもある。
因みに海外旅行は台湾とこのアイスランドのみ。英語はカタコト程度ですw
旅のプラン
旅程は2018年7月8日から7月16日の9日間。
カメラ仲間との旅なので行動パターンは普通じゃないです。
好みの光と、人がいないところを求めるので、普通の観光情報を知りたい人の参考にはならないと思います。
自由に行動したいので、ツアーという選択肢は最初からない。
撮りたいところで撮るために移動はレンタカー、宿はAir B&B。
アイスランドで車移動だと、リングロードっていう道路で島を一周するのが普通だけど今回は一周にもこだわらず、南部をロケハンしながら東端まで行って往復することにした。
コロコロと天気が変わるアイスランドでは状況によって光景が変わるし、絶景すぎて先に進まないのは目に見えてるので、往復することで撮りたい場所でじっくり撮れるという目論見。
1日目 ケプラヴィーク空港からヴィーク手前
アイスランドへは日本からの直行便は出ていないので、北欧で乗り継ぎが必要。今回はデンマークのコペンハーゲンで半日の乗り継ぎ。
乗り継ぎとコペンハーゲンについては別記事にて。
スカンジナビア航空でコペンハーゲン空港からケプラヴィーク空港までのフライトは予定通り。機内食はなし。コーヒーか紅茶が出た。機内でSIMカードを買うつもりだったけど、機内では買えず。コペンハーゲンとは2時間の時差。
荷物受け取りで自分の荷物が出て来ず、いきなりロストバゲッジかと焦るが、ザックタイプのバックパックは別の吐き出し口から出てきた。
デンマーク・アイスランド間はシェンゲン協定圏内なのでパスポートコントロールはなし。
空港着後、迎えに来ているはずのレンタカー会社が見当たらず、まずはSIMカードを買って連絡をとることに。
空港内のコンビニでプリペイドSIMカードを購入。通話と1GBのデータ通信で2000ISK。スタッフのお姉さんは丁寧に説明してくれた。
が、SIM入れ替えても電話かけれず。電話番号の頭につける番号がよく分からん。ネットもつながらないので、種類間違えたかも?確かに2000ISKは安すぎる。
あたふたしてるうちにやっとレンタカー会社発見。事務所まで車で送ってくれるとのこと。
外は雨模様。気温は8度。風もあり真夏の日本から来た身にはかなり寒い。
レンタカー事務所で手続きを待つ間、アルメニアから来たカップルと会話。彼が海外ドラマ「ゲームオブスローンズ」のTシャツを着ていて盛り上がる(アイスランドで多くのロケをしている)。日本にも来たことあるらしい。そういえばこの旅で出会った人はみんな日本に来たことあるって言ってたな。
若いイケメンのレンタカー担当者はカタコト英語の日本人にもとても丁寧で親切。
契約の確認と各書類のやりとり、注意事項と実車の確認。
アイスランドは未舗装路も多いし、砂嵐や飛び石も結構あるようなので保険はフルでつけておいた方が安心だと思う。但し、保険をつけていても事故の際には必ず幾らかの負担は発生する仕組み。
車はRenault CLIO。車泊を考えてたのでシートがフラットになるKIAのステーションワゴンを予約してたんだけど、テンパりすぎてて車種が違うのに気づかなかった。後でこれが結構響く。
何はともあれ、最大の難関と思ってたレンタカー手続きを終えてアイスランドを走り出す。右車線、左ハンドルなので慣れるのに多少時間かかる。一番慣れないのがワイパーとウィンカーのレバーの位置が逆なこと。日本に戻って来てからも未だに時折どっちか分からなくなる。
大きな街の交差点はラウンドアバウトっていう日本ではほとんど見かけない方式。信号はなくて円形の交差点に進入して、反時計回りに回りながら出たい所で右に抜ける感じ。
ナビが使えないと思い込んでて終盤までモニタ表示使ってなかったけど、実は使えることが後になって判明。ナビはスマホでできるけど、先の道路状況が分かるってやっぱり便利。
食事は基本自炊のつもりなので、最初のスーパー「BONUS」で買い出し。アイスランドにはいくつかスーパーがあるけど、価格帯がかなり違ってて、この「BONUS」が一番お買い得。
レイキャビクには数店舗あるけど、中部にはほとんどないはず。東端のエイイルスタジルにあるのは確認してたので、そこまでの2日分の食材を調達。水道の水を十分飲めるけど念のためペットボトルの水と、食材(パン、ハム、サラミ、チーズ、トマトとか野菜)とランチ用にサンドウィッチ(サーモンとチーズのやつがうまい)を。
外国のスーパーはなんかワクワクするね。
BONUSを出て、ヴィーク(Vik)手前の今日のゲストハウスまで約200km。
郊外は対面通行で制限速度90km/h。信号もガードレールもほぼなくて100km/h近くですれ違う。後続がいると簡単には止まれないので、撮影スポットを見つけた時に車を止めるのが一苦労。ガードレールはないけど路肩はそんなに広くなくて、どこでも止められるという感じではなかったのが予想外。
とはいえ、首都レイキャヴィクを出て車で30分で既にこんな景色。
鈍色の空と、真っ直ぐな道路と苔のような緑だけ。
そこらじゅうで羊と馬が草を食んでいる。
ずっと思い描いていた景色。
初日なので抑えめに撮りつつ、ゲストハウスへ。
牧場のゲストハウスなんだけど中がめっちゃお洒落。
ワンコ2匹、猫1匹がお出迎え。スタッフのお姉さんもとても気さく。
時差の影響もあり、ちょっと仮眠のつもりが寝入ってしまう。
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