山のコト

山のコト Vol.31 テント泊登山で使うスリーピングマットの話

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

テント泊の際に、シュラフ(寝袋)の下に敷くスリーピングマットの話。

スリーピングマットは地面からの冷気を防ぐ断熱の役割と、凹凸を解消する役割を果たす。

大きく分けて、「クローズドセル」と呼ばれる発泡ウレタンのような気泡素材のものと、空気で膨らませる「エアマット」に分かれる。それぞれの長所を活かしたハイブリッドのものもある。

夏 インナーあり

夏にインナー付きのテントで幕営する場合は、そんなに環境が過酷ではないので軽さを優先して 山と道 UL Pad 15+ を使う。断熱性もクッション性も申し分ない。

サイズは100cm、重さは113g。夏は全身分の長さは必要ないので100cmで十分。

クローズドセルは敷くのも畳むのも取り扱いが楽なのが良い。あとこのUL Padは色も渋くて良い。

Khufu Full Mesh

 

夏 フロアレス

フロアレスで使う場合は、床面に浸水してもシュラフにまで水が到達しないように、4〜5cm程度の高さになるマットが必要。

この高さを出すにはエアマットが最適。エアマットと言ってもよく工夫してあって、ポンプなどは必要なく、自分の呼気だけでもちゃんと膨らませられる。空気を抜くとぺちゃんこになるので収納性はピカイチ。

尖ったものには弱いので、敷く場所の石や枝などを丁寧に取り除いておいた方が良い。あと、エアマットは表面素材とパンパンに張った空気のせいで滑りやすいので、傾斜があるとズレやすい。

SEA TO SUMMIT Ultra Light INSULATED 

 

LOCUS GEAR Khufu

 

冬は雨が降らないのと、軽量化のためもあってテントのインナーは使わない。当然地面からの冷気も夏の比ではないのでマットにトラブルがあると生死に関わる。

このため、冬はパンクの恐れがあるエアマットは使わない。更に冬は荷物も多いのでコンパクトになる THERMAREST Zライトソル を使用。

もちろんサイズは全身が納まるものを。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です