2015年 9月
中央アルプスはテント場が木曽駒にしかないので、デイハイクで越百岳から空木岳を周回。
行きも帰りも林道が長々と続くルート。
行程
DAY1
伊奈川ダム→越百小屋→越百岳→南駒ヶ岳→空木岳→木曽殿山荘→伊奈川ダム
伊奈川ダム
まず、登山口となる長野県の伊奈川ダムが関東からだと、南アルプス、中央アルプスを回り込まなければ行けないのでかなり遠い。
金曜夜に仕事を終えてから出発。行程がロングだから夜明け前に歩き始めたかったので寝る暇がなかった。遠見尾根をほぼ寝ながら登るはめに。この時は何もなかったけど睡眠不足でのハイクはやめた方がいいです。
このルートをやるときは、前日余裕をもって行くことをお勧め。でも帰りも遠いんだよね…。ハイク自体はデイハイクだけど、関東から行く人は実質3連休の時がお勧め。
視界が開けてくると、今日歩く仙崖嶺や南駒ヶ岳が見えてくる。
越百小屋
樹林帯の際あたりで小さな越百小屋に到達。
一息ついてたら、ちょうど小屋番さんが出てきた。きさくな人で期限切れのノンアルだったかビールだったかをくれた。どっかで飲もうとザックにしまって小屋から40分ほどの越百岳へ。
越百岳
越百岳。コスモ岳。小宇宙。いい名前。
ピークにはご両親と娘さんと思われる3人パーティ。少し話してみたら、なんと!
娘さん、越百ちゃんというらしい。山好きなご両親がこの山からとったとのこと。
更に、なんと! この日が誕生日とのこと!
寝不足の頭がぶっ飛んだ。もうこれは越百小屋で調達したノンアルだったか発泡酒だったかビールだったかをプレゼントするしかないので、期限切れであることを伝えた上で贈呈。
これだから山はやめられない。
しかも2週間前に裏銀座を歩いた話をすると、ちょうどその娘さんも同じ頃にその辺を歩いていたという山キチガイさんだった。ご両親も山好きが溢れ出てる人柄の方々で、話してて清々しかった。
先を急ぐので、別れを告げて越百岳を下っていくと後ろから「ヤッホー」が。振り向くと3人が大きく手を振っている。山の人って何でこんなに気持ちがいいんだろ。
仙崖嶺
越百岳から南駒ヶ岳へは気持ちのいい稜線歩き。南駒の手前にはこれまたかっこいい名前の仙崖嶺という岩山がそびえてる。ちょうど滝雲が流れて全容が見えてきたので一層ドラマチック。
南駒ヶ岳
仙崖嶺から鞍部へと一気に標高を下げてからまた南駒へと登り返し。
この辺は北アルプスみたいに踏まれておらず、踏み跡が不明瞭で岩場のマーキングもあまりないので状況によってはルートロスも有り得る。
南駒ヶ岳を踏むと、眼下に摺鉢窪避難小屋が見えてくる。避難小屋の周囲は紅葉が始まっていて綺麗だったけど、結構標高下げるので偵察は諦めた。
ここから赤薙岳を経由して空木岳への稜線歩き。
赤薙岳がまたドーンと明瞭な尾根をもっててかっこいい。ちょっと鷲羽を彷彿とさせる。
しかし、中央アルプスの山々はいちいちかっこいいな。
空木岳
空木へは片側が切れ落ちた稜線を歩く。雲が出ていたので空中散歩感が凄い。至福の時。空木まで来ると一気に人が増える。
空木平という平坦地がなんかラピュタみたいになってた。この辺にテン場あったら最高なのになぁ。駒峯ヒュッテは景色に溶け込んだ小さな小屋。
なぜかここから写真がない…下山は撮らない癖があるからなぁ。
木曽殿山荘
空木岳から200mほどくだったところにある木曽殿山荘。ここは中々立派な建物だった。木曽義仲が越えたと言う伝説が残る。ザラ峠みたいだな。
ここからは東金尾根をうさぎ平へ下る。
下山
うさぎ平まではとっとと下ったのかあまり覚えてない。
こっから2時間の林道歩き。最後が長い林道ってのがホントにしんどい。
標準CT18くらいのはずだけど、デイハイク装備だったのでそんなに掛からなかった気がする。陽が落ちる前に戻ったのでCT15くらい?