PC環境を「Intel Mac」から「Appleシリコン(M型チップ)」へ移行したので簡単なレビュー。
詳細なベンチマークなどはネットにたくさん上がっているのでその辺は省きます。
動画や写真編集用途でM型チップ搭載Macの購入を考えてる人の参考になれば嬉しいです。
想定用途
想定する主な用途は
- 1時間未満の4K動画編集
- LightroomでのRAW編集
ひとくちに動画編集と言っても幾つかレベルがあって、ざっと以下のような分類になると思いますが、それぞれで必要になるスペックが変わってきます。
- ゴリゴリのCG(M1 Max1 一択かな)
- 複雑なエフェクトを多用したPV的なもの(M1 Pro以上)
- ちょっと凝ったYouTube動画(M型Airで充分)
- コマを繋げただけの記録動画(M型Airで充分)
大体こんな感じのチョイスになると思います。
旧環境(Intel Mac)
移行前の環境は「2014 Late iMac 27インチ」と「2014 Early MacBook Air 11インチ」
動画用に32GBメモリのiMacをメイン、モバイルにMacBook Air11という環境。
iMacは外部ディスプレイとして使えないのでテレワークWindows機用に外部モニタを追加したことでモノが増えてしまったのが移行のきっかけ。
旧環境ではFinal Cutでの4K動画編集がギリギリ、LightroomでのRAW現像がちょっと重いかな、という状況。
M型チップならMacBookでも動画編集快適らしいので、メイン機をノート型にすればデスクトップとモバイル統合できるし、モニタも一台で済むなと。メモリもそんなに馬鹿みたいに積まなくても快適に動くようです。
MacBook Pro 14
新環境として選んだのは「MacBook Pro 14インチ」
恐らく自分の用途ではオーバースペックなんだけど「MacBook Pro14」の整備品が新品の「MacBook Air11 M2 」と数万円しか違わなかったのでProにしました。
円安の影響が反映された直後だったのでタイミングとしては最悪w
数ヶ月前より4万円くらい高くなってましたが、買う気になっちゃってたのでしょうがないw
スペック
ディスプレイ:14インチ Liquid Retina XDRディスプレイ
CPU:M1 Pro
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 512GB
インターフェイス
- Magsafe3 電源ポート(USB-Cも可)
- Thunderbolt 4(USB-C)ポート x3
- HDMIポート x1
- 3.5mm ヘッドフォンジャック x1
- SDXC カードスロット x1
電源ケーブルは編み込み式の外装になって使いやすくなったけど、ACアダプタがかなりデカくて邪魔なので持ち歩きには社外のコンパクトなアダプタに変えた方がいいと思う。
外出先でSDカードを読み込む場面は結構あるので、SDカードスロットが内蔵されているのは大きい。13インチにしなかった主な理由がこれ。microSDスロットはないのでアダプタが必要。
電源専用にMagsafeが搭載されてるけどUSB-Cからも給電可能。USB-Cからならドック等を経由して、電源・モニタ・データを全て一本のケーブルでまかなえるのでとてもスッキリする。
デスク用にドックを導入するか迷ったが、自宅・外出共にUSB-A to C の変換コネクタだけあれば事足りそうなのでドック導入は見送り。
外観
高さ:1.55 cm 幅:31.26 cm 奥行き:22.12 cm
重量:1.6kg
外観はフラットなデザインになったので、従来モデルと比べると厚みがあるように見える。前に15インチのMacBook Proを持っていた時は持ち歩く気にならないサイズと重さ(2.5kg)だったけど、今回は1.6kgということもあって何とか許容範囲。
冷却ファンが付いたので背面に排気口があるのと、底面のゴム脚がちょっと野暮ったくなった。
トラックパッドだけ汚れ防止にフィルター貼ってます。キーボードカバーもつけてみたけどキータッチ変わるのでこれは使わなそう。
サウンド
6スピーカーサウンドシステム搭載でステレオスピーカーなので、音楽はかなり快適に聴けます。低音もしっかり再生してくれるので特別にこだわりがなければ外部スピーカーなくても充分かも。
動作体感
FinalCutで4K動画を軽くいじってみたところ、プレビューも遅延なくサクサク動くし、バックグラウンドでのレンダリングも体感で2倍以上の速度で完了してます。
書き出しも4分ほどの4K動画が、5分かからず完了したのでかなり速いかと。データは外付けUSB3.0での接続なので、USB4接続ならもっと速いと思います。
LightroomでのRAW画像編集もモタつきなく快適に動いてます。RAWの編集画面表示するたびにプレビュー読み込みが走っていたのがなくなりました。複数ファイルへのプロファイルの同期も一瞬で終わります。
移行に際して
Time Machineから移行しようと2014 Macのアップデートをかけようとしたら、この世代のMacは最新OS「Monterey」非対応だった。
「Big Sur」でとったTime Machineを「Monterey」に適用はできそうだけど試してないので真相は不明。
一度綺麗にしたかったこともあって、Time Machineは使わずに一から構築。
更に「AppleシリコンMac」はBootCamp非対応。使ってるソフトの中で一つだけMac対応してないのがあって、MacBook AirでBootCampして使ってたのでWindowsが必要になった場合は「Parallels Desktop」を使うことにする。
まとめ
モニタを統合してついでにモニターアームも導入したので、デスク周りはかなりスッキリ。
総じて快適な移行になったけど、それ以前にIntel Macの切り捨てが結構早く進みそうなので、慌てる前に余裕を持ってAppleシリコンへの移行を済ましておいた方がいいかもしれません。
もちろん敢えてレガシーな環境をキープするために、Intel Mac環境を残しておくのも一つの選択肢かとは思います。
何かの参考になれば嬉しいです。では!
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