山のコト

山のコト | 登山と山道具 Vol.09 膝の痛みの話

膝の後ろ外側の痛みに悩まされてる人へ。

腸脛靭帯炎(ランナー膝)だったら根治するよって話。

北岳撤退

テント泊を始めたばかりの頃、意気揚々とテントを担いで広河原から北岳を目指した。

標高差1600mのちょうど中間辺りで、膝に激痛が走った。

「あ、なんか靭帯系だな」と思った。中間まで来てしまっていたので、登るか下るか一瞬悩んだけど、冷静になったら撤退一択だった。

激痛で膝が曲げられない状態だったので、緊急用にポールを一本持っていたのが本当に助かった。

痛みがある脚をかばって歩くので反対の脚も不調になりつつ、何とか広河原まで下山。が、数分の差で芦安行きの便に間に合わず。

その日は広河原山荘のテン場に幕営することにした。

このテン場で幕営してた学生二人と夕食を共にすることになって撤退の悔しさが少し和らいだ。この学生とは後日、甲武信ヶ岳の山頂でばったり再会する。山はこういうところが楽しい。

とはいえ、この後しばらくは膝の痛みを抱えて山を楽しめない日々に悶々とすることになる。その悩みを打破してくれたのがカイロプラクティック。

膝の後ろ外側の痛み

下りで膝の後ろの外側が痛むなら、恐らく腸脛靭帯炎(ランナー膝)。

膝の外側の靭帯と骨が擦れて痛みが発生するらしい。

急にランニングしたり重い荷物を背負ったりして負荷をかけすぎるのが原因らしい。

最初は整形に行ってみたけど、これといった決め手もなく、山に行っては下りで激痛に悩まされるというのを繰り返してた。

カイロプラクティック

もう山を歩くのは諦めるしかないのかも、と思い始めた辺りで、カイロプラクティックに目が止まった。

ホームページに載っている症例が自分にぴったり当てはまったので、ダメ元で連絡してみると、「治りますよ」との返事。

「マジか!」

正直カイロプラクティックって怪しいイメージしかなかったけど、もう治るなら何でもするという心境だったので、とりあえず藁にもすがる気持ちで施術を受けに行く。

自分が治療してもらったところは、4年制の学校を出た人が施術するということなので、それも安心につながった。

カイロプラクティック 新御茶ノ水外来センター

実際の施術は、身体の歪みを治すことに主眼を置いてくれる。カイロプラクティックっていうとよく、ポキポキ鳴らすシーンが思い浮かぶけど、それは施術の中の一部であって、メインは硬くなった筋肉をほぐすことにある気がする。

筋肉痛の状態に更に負荷をかけるような施術なので、正直かなり痛い。痛いといっても鋭い痛みではなく、筋肉痛のひどい版のような鈍痛。痛いんだけど笑っちゃうくらい痛いので終いには気持ち良くなってくるから不思議。

痛みの限界は人それぞれなので、無理しないよう加減してくれるけどこの限界がどの辺かで治りの早さは変わってくる気がする。歩き方の矯正も指導してくれるので、どれだけ日常でこれを意識できるかもポイント。

初回の施術後、帰り道の階段でふと気付く。

「痛みがない!」

ここで無理すると水の泡なので、担当さんからOKが出るまで、高負荷の登山は自粛。歩き方の矯正に専念する。

6回目でOKが出て恐る恐るテントを背負って登ってみると、問題の下りでも全く痛みなし!

もう本当に登山を諦めかけてたので担当さんが神様に見えた。

もちろん北岳もリベンジ完了。北岳山荘のテン場は最高です。

治療費の目安

保険が効かないので、治療費はかかるけど自分の場合は6回ほどの通院でほぼ完治した。一回¥5,000だったので、総額約3万円。

これで山を歩けるようになるならなんてことない投資だと思う。

痛みを和らげるだけの対症療法ではなく、身体全体の歪みを治してくれるので治療費分の価値はあると思う。

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