山のコト

山のコト Vol.35 北アルプステント泊縦走 後立山連峰 白馬三山

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2016年 9月

ガスに包まれる稜線が見たくて、敢えてガス予報の白馬へ一泊2日の山行。

 

 

行程

DAY1

栂池高原→白馬大池→白馬山荘→天狗山荘

DAY2

天狗山荘→不帰ノ嶮→唐松岳→五竜山荘→遠見尾根→白馬五竜アルプス平

 

白馬乗鞍岳

出だしから栂池のロープウェイが運休というアクシデント。1日目で天狗山荘まで行くつもりなので手痛いタイムロス。白馬乗鞍岳への道を足早に登る。

冬季はバックカントリーで人気の白馬乗鞍岳は岩がゴロゴロしていてなだらかな山容。白馬大池はナナカマドが鮮やかに色づく。

 

白馬への稜線歩きは狙い通りのガス具合。白馬の稜線は片側は切れ落ちていて、反対側は緩やかな斜面というメリハリのある形。晴れてる時の眺めも素晴らしい。

 

白馬山荘

小蓮華岳から三国境を経て到着した白馬岳は当然真っ白。白馬岳直下に立つ巨大な白馬山荘は要塞のような佇まい。天候と時期のせいかひっそりとした山荘前で腹拵えしつつ、このまま天狗山荘へ向かうか悩んだけど、日没前には着けると踏んだので出発することに。

 

少し明るなってきた稜線を天狗山荘まで急ぐ。視界がガスで遮られているおかげで、どこか別の星にいるような景色の中を歩く。途中耐風姿勢を強いられるほどの爆風だったので杓子岳はパス。稜線を東側へ下ると嘘のように風が治まる。

 

天狗山荘

少し時間が押したものの、日が暮れる前に天狗山荘へ到着。ここは立地上、不帰を行き来する人しか来ないのでテン場はガラガラ。

天狗山荘のテン場は区画で分けられた感じのサイト。水場もあって快適。視界があれば絶景だろうけど残念ながら雲は抜けなかった。

 

2日目

2日目は未明にテントを撤収して稜線で星を撮ったりしながら不帰へと向かう。夜明け前の空の下を歩くのがたまらなく好き。空が白んでくる中、雲海の切れ間からは白馬の街並みが覗く。

 

不帰ノ嶮

天狗の大下りで朝を迎える。これから歩く不帰ノ嶮の岩稜帯が朝陽に染まる。これだから山はやめられない。

インパクトのある名前の不帰ノ嶮は中々歩きごたえのある楽しい岩稜帯。天狗の大下りでガツンと高度を下げた分、唐松岳への最後の登り返しが中々しんどい。

唐松岳からは一気に人が増える。そのまま牛首を越えて五竜山荘へ。唐松岳から五竜山荘への道も楽しい岩場歩き。五竜は次回に残して遠見尾根から下山。

 

遠見尾根

下山なのにアップダウンが激しい。未明から歩いてるので行動時間が長すぎたのか、脚が上がらない。上りになった途端、牛歩。もう遠見尾根は使いたくない。白馬五竜スキー場アルプス平に下りて、小海線とバスで栂池に戻り車を回収。

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